Toradexの特徴

短期開発

システムオンモジュール（SoM）とは、CPUを機能させるのに必要な主要部品であるRAM、フラッシュ、電源ICを一つにモジュール化したものです。

通常、大規模な開発になりがちなCPUを採用する場合もSoMを活用することで、CPU周辺の開発を省略し、製品に必要なアプリケーション部分の開発に注力することができます。

また、上記の主要部品に加えて、Ethernet、Wi-Fi、Bluetoothなどが搭載された製品のように多様なラインナップがあり、プロジェクトに最適な製品を選定することが可能です。
Toradex社の製品は、上記のSoMの利点に加えて、すぐに利用可能なオペレーティングシステム（OS）が付随しているため高い品質が求められる製品も、短期間で開発することができます。

供給保証

Toradex社のSoCは、NXP®、NVIDIA®を採用しており、最低10年間の供給を保証しています。

Toradexの製品は、採用された製品を安定して長期供給できるよう、システムオンモジュール（SoM）に搭載された部品が生産中止となる場合もリアルタイムに迅速なバージョンアップを行い、10年以上の安定供給を保証しています。

また、量産化前の製品も安心して採用できるよう、ハードウェア・ソフトウェアともにロードマップをはじめとしてエラッタ情報も公開しており、搭載部品に変更がある場合は、製品変更通知ポリシーに則り、明確で透明性のある情報を通知しています。

開発後の搭載部品の生産終了（EOL）による影響も、ToradexのSoMを利用することで、通常数百点の部品の供給を一つで管理できるため、管理コストの低減が可能です。

信頼性

Toradexの製品は産業機器・ヘルスケア・車載製品などの非常に厳しい環境下でも安心して利用できる高い信頼性を確保しています。

高い信頼性の事例として下記のようなものがあります。

・-40°から+85°での動作保証
・振動試験・衝撃試験済みの製品
（振動認定：Standards:EN 60068-2-64:2008/衝撃認定 EN 60068-2-27:2009 50g/20ms)
・各モジュールはID管理により完全追跡可能
・全製品がISO9001認定工場での製造
（SoM：ドイツ/キャリアボード：ドイツ・タイ）