インストーラTEZIについて話します
当ページを開いてくださり、ありがとうございます。
このコラムでは、Toradex製品に関わるノウハウやチップス的な事柄を記載させていただきます。
今回はSoM購入直後のOSインストール方法について、お話します。
手順として記述しますので、実行される際は順番通りに行ってください。
また、２度目以降のOSインストール方法(リカバリモード)についても、記載いたします。
リカバリモードとは、既にOSがインストール済みの状態で他のOSやバージョンアップ版をインストールする際の行為(状態)を指します。
例として、Verdin iMX8M PlusとVerdin Development Board with HDMI Adapterで説明いたします。他の組み合わせについては、以下の情報と併せて参考にしてください。
https://developer.toradex.com/easy-installer/how-to/loading-toradex-easy-installer/#put-your-module-in-recovery-mode
また、リカバリモード時の追加手順は色分けして記載します。
[工場出荷直後(preinstall)]
（準備）
I. ボードに、SoMを挿入します。
II. ボードのUSBソケットにマウスを、映像出力端子(HDMI等)にモニタを接続します。
Ⅲ. インターネットからイメージをインストールしたい場合はEthernetケーブルを、PCにダウンロードしたイメージ*1をインストールしたい場合はコピー先のメディア(USB等)をボードに挿します。
Ⅳ. ボードと電源ケーブルを接続します。(電源はまだ入れないでください)
1. 電源をONにします。
2. 数秒待つとTEZI(Toradex Easy Installer)の画面がモニタに表示されます。
3. マウスを使ってインストールしたいイメージを選択して、画面のメッセージに従ってください。
↓（EULA認証）
↓（起動方法選択）
4. 再起動すると、期待したイメージの起動画面が表示されます。
[リカバリモード]
（準備）
PC(Windows)に以下のサイトからVerdin iMX8M Plus用TEZI(Latest Release推奨)をダウンロードした後、圧縮ファイルを解凍しておいてください。
https://developer-archives.toradex.com/knowledge-base/load-toradex-easy-installer#Latest_Release
Ⅰ. インターネットからイメージをインストールしたい場合はEthernetケーブルを、PCにダウンロードしたイメージ*1をインストールしたい場合はコピー先のメディア(USB等)をボードに挿します。
Ⅱ. ボードのOTG用USBポートとPC(Windows)をケーブルでつなぎます。
1. 電源をONにします。
SW3を押しながら電源(SW2)を押します。 SW3を押し続け、そのまま10秒ほど待ってから指を離します。
※この操作は、SoMとボードの組合せによって大きく異なりますので、注意してください。
2. リカバリモード時は、この時点でTEZIは画面に表示されません。表示されるのは、preinstall時のみです。
PCの解凍したフォルダの中で、”recovery-windows.bat”をダブルクリックしてください。
PCの起動したウィンドウ上に、SoMへTEZIを転送している様子が表示される筈です。
3. 数秒待つとTEZIの画面がモニタに表示されます。(以降はpreinstall時と同じ操作になります)
4. マウスを使ってインストールしたいイメージを選択して、画面のメッセージに従ってください。
5. 再起動すると、期待したイメージの起動画面が表示されます。
※1: 自社のネット環境にToradex製品を接続できない事情があるか、もしくは自作したイメージをインストールする場合等はこの方法を用います。
ホームページよりダウンロードする場合はこちらを参照してください。
※手順に従って行ったが期待通りの結果にならなかった場合等は、弊社まで気軽にお問合せください。