コラム

2023年02月08日

サステナな利用方法(評価/開発後の皆様へ)

サステナな利用方法(評価/開発後の皆様へ)

開発や評価を行った標準ボードセットの再利用方法例についてお話します

当ページを開いてくださり、ありがとうございます。
このコラムでは、Toradex製品に関わるノウハウやチップス的な事柄を記載させていただきます。

 

今回は、評価などの目的で購入されたToradex製品(SoMと標準ボード)の再利用例をお話しさせていただきたいと思います。

 

皆様は購入された際に色々と機能を試されたと思います。

その中で、Toradex単体でもパソコン並みにお使いになれることをご認識されていると思います。

その資産を一時的な評価のみで、終わらせてしまうのは「もったいない」。

そこであくまで一例ですが、再利用方法を提示させていただきます。

 

それが、「nextcloud」と言うオープンソースを利用したサーバー構築です。

〇indows Serverはライセンス料も高く、タワー型のPC購入も必要になりますよね。

〇イボウズは重いし高いし、流行りの〇wsなどのクラウドサービスは設定も大変で従量制の料金も気になりますよね。

(※あくまで私見です)

そんな時、nextcloudとToradexがあれば気軽にサーバーライフを始められます。

※展開したイメージが1Gb近くありますので、容量にはご注意ください

 

★Toradexに構築するのはとても簡単

  1.  SoMにTorizon Coreをインストールする(Dockerの知識が無くても大丈夫です)
  2.  Torizon Coreにログインして、「docker run -d -p 8080:80 nextcloud」とタイプする(インターネットから自動でインストールします)
  3.  終了したら、同一ネットワークに接続されているPCのブラウザより「http://Toradex製品のIPアドレス:8080/」で開始します
  4.  ログインすると下記のような画面になりますので、後は使いたい機能を設定していくだけです

 

       

 

尚、SoMのFlashメモリは決して多くはありません。データやメッセージなどの容量が気になるようでしたら、(USB)外部ストレージや〇mazon S3などのクラウドにその部分だけを置き換えることも出来ますので、用途に応じた拡張性があります。

他にも、プラグインもいくつか準備されていますので、現在お使いの〇utlookとの連携も可能です。

 

また、Torizon core (Docker)は並列処理に特化していますので、開発されたアプリの検証を行いながら、予定表の確認などもスムーズに行えます。

またまた、クラウドサービス(Torizon platform他)と連携されれば、様々な用途(カメラを付けて無人監視等)にもお使いになれます。

こちらで、IoTの取り組みをご紹介しています。

 

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また、LinuxマシンでもOfficeツールが使えます。
libreoffice」と言うオープンソースのツールです。
https://hub.docker.com/r/linuxserver/libreoffice

 

取得方法は色々あるのですが一番お手軽なのが、dockerとコンテナとしてLinuxServer.ioも組み合わせたこの方法です。
手順に従って、pullrunするだけでご利用になれます。
他にも、LinuxServer.ioにはツールがありますので、お好みに応じてお使いになれます。
※:https://www.linuxserver.io/

 

 

 

Toradex製品は他にも多種な用途にお使いになれますので、倉庫に仕舞わずに是非ご活用ください。

ご希望等ございましたら、ご相談もお受けいたします。